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根管治療は「無菌・防湿」が大切ですSterilized

根管治療は「無菌・防湿」が大切です

根管(こんかん)治療は、治療後に根管の内部に菌を残さないことが大切です。そこで当院では、治療の際にラバーダム防湿を用いたり、可能なかぎりディスポーザブル(使い捨て)のものを使用したりするなどの対策を徹底しています。

高槻市、JR摂津富田駅・阪急富田駅の歯医者「藤川歯科」が、無菌状態での治療の重要性についてご紹介します。根管治療は、安心して当院までご相談ください。

衛生環境の管理を徹底

歯科治療では出血を伴うこともあり、院内感染リスクの対策を徹底することが重要です。当院では根管治療にかぎらず、歯科医師がはめる手袋や患者様が使われる紙コップ・エプロンなど、できるかぎりディスポーザブル(使い捨て)のものを選択しています。

また、根管治療に使用するニッケルチタンファイルも、患者様お一人につき一つ、専用のものを使用しています。

ラバーダム防湿のメリット

根管治療の際には、治療対象の歯のまわりをラバーダム防湿で覆います。ラバーダム防湿とはゴム製の薄いシートのようなもので、根管治療に使用することで次のようなメリットが得られます。

Merit 1 Merit 2
無菌状態での治療が可能になり、根管内に細菌が入り込むのを防ぐ。 のどまで覆われ、薬液や器具の誤嚥を防げる。
Merit 3 Merit 4
薬液がお口の中に流れ込むことがなく、治療中にむせない。 対象の歯だけを見やすくなり、処置を行いやすくなる。

ラバーダム防湿は、歯科先進国のアメリカではほとんどの歯科医院で使われていますが、日本で採用している歯科医院はまだごくわずか(※1割以下)というのが現状です。当院では患者様の安全を確保し、治療の精度を高めるためにラバーダム防湿が欠かせないと考え、根管治療に必ず使用しています。

ラバーダム防湿が必要な理由

ラバーダム防湿が必要な理由

根管治療は、一度治療をしても再治療が必要になるケースが多くあります。その理由は、根管がとても細かく複雑なために、内部の細菌をすべて取り除くことが難しく、残った細菌が再感染を起こしてしまうためだといえます。

細菌が根管内に残るもっとも大きな原因は、治療中にたくさんの細菌が潜んでいる唾液が根管に入り込んでしまうことです。そこでラバーダム防湿で治療対象の歯のまわりを覆い、唾液の侵入を防ぐことが必要なのです。

アメリカでは、根管治療にラバーダム防湿を使用することが義務付けられています。しかし中にはラバーダム防湿がかけられない歯もあり、その場合は抜歯が選択されるといいます。それほど、ラバーダム防湿は不可欠であると考えられているのです。

~菌と再発の関係性~
もし高度な治療技術をもって完璧な手術を行ったとしても、周囲の環境に菌がたくさんいれば、その治療は成功しないでしょう。根管治療の成功には高い技術はもちろん、衛生状態が万全に整った環境が必須といえます。治療後の再発・再治療を防ぐには、「菌」を排除することこそがもっとも重要なのです。