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日本の根管治療の実態

「保険診療請求回数の全国集計」(2010年政府統計)によると、2009年度の永久歯の根管治療の保険診療請求件数はおよそ1,350万件とのことです。そのうち、歯の神経の除去(抜髄)は約600万件、感染根管処置は約750万件とされています。

抜髄は1回目に行う根管治療であり、感染根管処置は簡単に言えば根管治療の再治療のことです。1回目の根管治療が成功していれば、再根管治療は必要ありません。再発しても2回目の再根管治療が成功していれば、感染根管処置の数は1回目の根管治療より少なくならなければなりません。

しかし、上記データからも分かるように、抜髄よりも感染根管処置の数は多くなっています。つまり、保険で行う場合、1回目の根管治療も2回目の再根管治療も成功していないわけです。歯は治療するたびに汚染された歯質が削られていくので、いずれ健康な歯質が失われていきます。精密な根管治療が行われない限り、いずれ抜歯しなければならないのです。

ラバーダムの使用率が低い

米国などの歯科先進国では、根管治療を受けるのに多くの費用がかかります。その分、材料や機材などの環境が整った状態で十分な時間をかけて治療できます。もちろん、ラバーダムも使用されることがほとんどです。

しかし、保険で行う根管治療ではラバーダムが使用されないことがほとんどです。これは、日本の保険制度上、根管治療の報酬が非常に低くなってしまうことが関係しています。時間や材料を1回の治療に十分にかけられず、ラバーダムを使用できないのです。

保険診療でも良い治療が受けられないわけではありません。しかし多くの制約があることで根管治療の成功率が低くなっていることも事実です。

使用するファイルの差


保険で使用するファイル

根管内の汚れを除去する際に用いられるのがファイルと呼ばれる、先端が尖った器具です。
保険の根管治療で用いられるのは、ステンレス製のファイルです。硬さがあるため、汚れを大量に掻き出せますが、柔軟性がないため細く入り組んだ部分の汚れを取り残しやすいのがデメリットです。また、その硬さゆえに根管内に穴を空けてしまう事故を起こすこともあります。


自費で使用するファイル

自費の根管治療では、ニッケルチタン製のファイルを用います。ニッケルチタンは金属でありながら柔軟性が高く、複雑に入り組む根管内部でも適度にしなりながら隅々まで清掃できます。また、柔軟であるために根管内に穴を空けるリスクも防げます。
このように、使用するファイルの素材に差があるため、保険と自費では根管治療の成功率にも差があるのです。

マイクロスコープ使用の有無


肉眼で見たイメージ

保険の根管治療では、裸眼やルーペにて治療を行います。根管内は暗く狭いため、裸眼はもちろんルーペの低い拡大率でははっきり患部を捉えることはできません。そのため、歯科医師の指先の感覚、経験、勘といった不確かなものを頼りに根管内部の汚れを除去しなければなりません。当然、根管内部に汚れが残っていても気付くことはなく、治療後に再発する可能性も高くなります。


マイクロスコープの拡大視野

自費の根管治療では、視野を数十倍に拡大して患部を明るく照らせるマイクロスコープを用います。明るい拡大視野にて、暗く狭い根管内部をはっきり視認しながら汚れを除去できるため、治療後の再発リスクを大幅に抑えられます。

再発・再治療を防ぐことが重要

根管治療とは、歯の神経まで進行した重度の虫歯でも、大切な歯を残すために行う治療です。根管内部の汚れを除去し、洗浄・消毒した上で薬剤を充填してできるだけ歯を残します。
根管治療は歯の土台となる歯茎や歯根を残し守るための治療であり、歯の寿命を延ばせる治療です。自然の歯を残せるため、咀嚼機能や審美性を維持でき、隣接する歯への負担を減らし、顎の骨を維持できるなどさまざまなメリットがあります。

しかし、根管治療をしたものの根管内部に汚れが残っていれば再発・再治療を繰り返し、最終的に抜歯しなければならなくなります。再発・再治療を防ぎ大切な歯を残すためには、徹底的に汚れを除去して根管内に細菌を残さない、精度の高い根管治療を行うことが重要です。

藤川歯科の根管治療成功率

欧米の根管治療の成功率は90%を超えるとされていますが、日本の根管治療の成功率はわずか50%程度しかないとされています。歯科医療は日々進化しており、根管治療の成功率を上げる治療法や先端技術が開発されています。しかし、日本では保険診療精度の制約により、そうした最新の治療法や先端技術を使うことが困難であり、それが成功率の差として現れているのです。

高槻市で精密根管治療を行う歯医者「藤川歯科」では、欧米と同等の成功率を誇る「米国式根管治療」を行っています。

  • マイクロスコープを用いる精密な治療
  • ラバーダムにより再感染を防止
  • ニッケルチタンファイルにより感染部位を徹底除去

こうした米国式の取り組みを行うことで、根管治療の成功率を高めています。

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