Sterilized無菌・
防湿状態での治療

  • TOP
  • 無菌・防湿状態での治療

根管治療は「無菌・防湿」が重要

虫歯や歯周病などの歯の病気は、細菌によって引き起こされる感染症です。つまり、重度の虫歯に対して行う根管治療の目的は、原因である細菌の除去であるわけです。そのため、根管治療を行う際には、根管内部に細菌を残さない・侵入させないようにしなければなりません。

  • 根管内の感染物質が除去しきれていない
  • 治療中に唾液を通して根管内に細菌が侵入する
  • 被せ物にすき間があり、細菌が侵入する

これらは、根管治療後に再発する原因として主なものです。治療後の根管内に細菌が存在していると、根尖性歯周炎を発症させてしまい、再根管治療が必要になります。つまり、根管内を無菌状態にできれば、根尖歯周炎は発症せず、再根管治療も不要になるわけです。
このようなことから、根管治療では、無菌・防湿が非常に重要になります。

感染を防ぐラバーダムは必須

「ラバーダム防湿」という言葉を聞いたことがある方は多くはないでしょう。もちろん、歯科医師であれば誰もが知っています。「根管治療の際には、再発を防ぐためにもラバーダム防湿を必ず実施しなさい」と、全ての歯科大学生が学ぶためです。

ラバーダム防湿とは、患部以外をゴムシートで多い、細菌が多く含まれる唾液が根管内に入り込むのを防ぐための処置です。もちろんラバーダム防湿をすれば感染がゼロになるわけではありません。しかし、ラバーダム防湿を超える防湿法がないことも事実です。そのため、根管治療の際には唾液からの感染を防ぐために、ラバーダム防湿を行うのが大前提なのです。

では、なぜ患者様のほとんどが「ラバーダム防湿」を知らないのでしょうか。歯科先進国アメリカでは、治療の90%でラバーダム防湿を行います。しかし、保険の根管治療ではラバーダムが行われないことがほとんどなのです。日本の保険制度上、根管治療の報酬は非常に低くなってしまいます。そのため、1回の治療に十分な時間をかけられず、処置に時間のかかるラバーダム防湿が行われず、結果的に再発リスクが高まってしまっているという現状があります。

ラバーダム防湿の目的

ラバーダム防湿には以下のような目的があることから、当院では自費治療では100%、保険治療でも90%以上実施します。

無菌的処置のため

可能な限り無菌的な処置を行うための環境を整え、根管内に細菌が侵入するのを防ぎます。

術野を明らかにするため

ラバーダムがない場合、口腔内を視認しやすくするために歯科医師が片手で唇や頬を抑える必要がありますが、ラバーダムはその役割を担います。視認しやすくなると共に、両手が使えて治療に専念できるため、より精度の高い治療を実現できます。

器具の誤飲や吸引の防止のため

治療では歯を削る薬品を使用します。ラバーダムはその際に生じる、切削片や揮発成分の吸引、治療器具・切削片・薬品などの誤飲を防ぎます。

口腔内の軟組織の保護のため

治療に用いる薬品が口腔粘液に付着することを防ぎます。頬や舌にも器具などが触れることがないため、患者様の負担を軽減できます。

防湿のため

防湿を行うことで乾燥した環境下で治療でき、デンタルミラーの曇りを防げます。そのため、治療の精度やスピードが向上します。

菌と再発の関係性

高度な治療技術、最先端の機器を用いて完璧な手術をしたとしても、治療環境下に菌が数多く存在していれば、その手術は成功しません。根管治療も同じで、成功率を高めるには高い技術と共に衛生状態を万全に整えることが必須です。治療後の再発・再治療を防ぐためにも、根管治療ではラバーダム防湿をはじめ、「菌を排除する」ことが最も重要であると高槻市の「藤川歯科」は考えます。

TOP